
日本方面の津波速度は時速728キロだった


皆様、津波の被害はございませんでしたか?
日本時間2022年1月15日13時頃、トンガの海底火山が爆発噴火し、その爆発音と津波が世界各地で観測されました。
驚きなのは、噴火した海底火山から9千キロ以上も離れている米国アラスカ州で爆発音が聞こえている事です。また日本に達した津波の、その到達時間がたったの11時間だった事。
爆発音はここニュージーランドでも多くの国民が耳にしております。私はヘッドホンをしていた為に全く聞こえませんでした。
この火山から8千キロも離れている奄美大島に津波の第一波が到達したのが、同日の23時55分頃だったとの事。
8千キロを11時間で進んだ津波の速度は時速728キロになります。
津波は海が深ければ深い程、その速度は増します。時速728キロというと「ジェット機並みの速度」であり、その速度から海の深さは水深5千メートルもあった事が計算から導かれます。太平洋って深いんですね。
あと、日本時間の20時20分頃から気圧が一瞬上がって、その後直ぐに下がったという事象があったそうですが、これって噴火に伴うショックウェーブが到達した瞬間だったんでしょうね。
千葉県勝浦辺りから最初に気圧が上がったのが20時20分。そこまでの距離は7755キロ。ショックウェーブの速度は時速1058キロもあった事が分かります。
音速は時速1193.2キロなので、ショックウェーブはほぼ音速で飛んで行った事になります。
津波の速度は水深が2千メートルで時速500キロになりますので、近くの海で大きな地震があった際は、相手(津波)はリニア新幹線並みの速度で迫って来る事をどうぞお忘れなく。